パワーハウスDTMで多くの施工済ユーザーから好評価を得ている“ターボチューン極”に、ついに新型コペン(LA400K)の適合が追加された。“ターボチューン極”は、もともとパワーハウスDTMが得意とするタービンまわりの加工ノウハウを究極的にメニュー化したもの。新しいパーツを追加したり、ハード面を交換するものではなく、メインはもともとついている純正パーツの加工。新たにパーツを買い足す必要もないから、非常にコストパフォーマンスが高いのがウリ。これぞ、まさにチューニング。
この度、そのタービンチューン極に新型コペンの適合が追加された。新型コペンの動力系チューニングについては、各チューナーが精力的に開発を進めているが、コスト面を加味した場合はまだまだターボチューニングの決定打に乏しいのが現実。しかし、フルノーマルのままではトルク&パワー感にやや不満を感じ、「スポーツカーとして、もう少しパンチ力が欲しい」という400コペンオーナーも多い。そのストレスをローコストで解消できるのがDTMのタービンチューン極。CPU交換、スポーツタービン交換へ着手する前のファーストステップとして、ターボチューニング初心者やライトチューニングユーザーにも最適だ。
タービンチューン極の内容をCHECK!!
タービンチューン極の施工プログラムの中身は、簡単に言うと純正パーツの加工。しかし、そこにはDTMが手がけてきた長年の加工メニューのノウハウが惜しみなく注入されているので、昨日や今日にすぐ真似できるものではない。では、その中身をチェック!!
【施工内容などメニュー 一覧】
■タービン加工(排気バイパス拡大)
■調整式アクチュエーターへ加工
■エキゾーストハウジング ポート拡大加工
■EXマニポート拡大加工
■ウェイストゲートのサイズ変更
■専用大口径ガスケットへ変更
■純正触媒ハイフロー加工(※TYPE-Aコース)
■タービンチューン極 オリジナルデカール
インプレッション
低回転域のトルク感が大幅に改善!!
すべてに余裕あるドライビングを可能に
純正は純正。ファーストインプレッションは決して悪くない。むしろイイ。新型コペンの高剛性Dフレームがしっかりとパワー感を受け止めてくれ、ストリートを快適に走るには必要にして十分。しかし、コペンといえばスポーツカー。“怖い”と感じるほどのパワーを求めてはコンセプトが違ってくるが、「ここぞ」というときのパンチ力はぜひ欲しい。さらにいうなら、中→高回転域におけるターボらしい伸びの爽快感がもっとあれば……、というのが正直なところ。
パワーハウスDTMのタービンチューン極を施工した新型コペンは、まずはアクセルが軽いことに驚かされる。ゼロ発進のひと転がり目から、アクセルを踏み込むことなくグッと前に蹴り出してくれた。次にパーシャルアクセルからペダルを踏み込んで行っても、スーっとトルクフルに加速してくれる。ここの感覚が純正ではややもっさりしているが、施工後は余裕のある走りが堪能できるようになる。軽自動車というよりは、コンパクトカークラスの余裕感と言うべき。そして、中→高回転域は、ターボ本来の“ターボらしい”後ろからグーっと押し出されるような、谷間なく昇って行く加速感がとても気持ちイイ。まとめると、「ちょっと変わったかなぁ」という程度ではなく、確実にその変化を感じることができる。すべての感覚に余裕ができるというカンジ。パワー&トルク感もそうだが、ブレーキやステアリング操作にいたるまで、車格ごとアップした満足感を得ることができた。