予選
2015春のセントラルSBは皇帝テイクオフが殿堂入りし、GTコペンが不在のなか、フリーからTTW勢のカプチーノが1-2。44号車のT.T.WORKS制動屋カプチ近澤 昭彦が1分31秒012でトップ。仙台から遠征してきた46号車のR.G NUMAXカプチーノ中澤 和志が1分31秒212で2位。予選タイムもカプチ2台が高調のままライバルを凌ぐ結果となったが、ポールポジションは師匠近澤のタイムを破り、1:30.254をマークした中澤がゲット。セカンドローは1分31秒904で近澤。続く3位は52号車のGarageれぽアルト平瀬 弘明が1分31秒947を叩き出し僅差で近澤の背後に迫る。4位には45号車テクニカMotys制動屋アルトの大野 尊久が1分32秒422で続いた。
決勝
シグナルと同時に抜群のスタートを決めたのは、フロントローの2台ではなく、53号車のTimelyアルトIDI触媒付 倉本 陸典だった。AWDの通称“白熊”は、前オーナーTimely中島の時代から、幾度となくロケットスタートで魅せてきたマシン。倉本は予選5番手から華麗なスタートダッシュを決めて、1コーナーにはカプチ中澤に次ぐ2番手で進入。オープニングラップの最終コーナーもセカンドポジションを守って帰ってきた姿には、ドッと会場が沸いた。が、しかし、すぐさま近澤が次の1コーナーで倉本をアウトからパス。徐々に独走態勢を築きつつある中澤と早くも1-2を形成。スタートで4位に下がったGarageれぽアルト平瀬も倉本を捉えてポジションアップ。これで、ナンバー付クラスのトップが平瀬、2位が倉本。それに続くのが、クラスは違えど終始接近戦バトルを繰り広げた、テクニカ大野とGarageよしくん波多野。序盤リードしていた大野にホームストレートで追い付き、スリップからパッシングを試みる波多野の走りは気迫十分。総合結果では、最終的に大野を抜いて波多野が先にチェッカー。ナンバー付きクラスは、そのまま平瀬がトップ。倉本、波多野の順でゴール。Rクラスは、カプチ中澤が2以下を寄せ付けることなく余裕の1位ゴール。スタート直後にポジションダウンした近澤は中澤に対してややリードをされての2位。3位は今回のSBレースを盛り上げたテクニカ大野が入った。