VOLVO V40 ATで9時間耐久に挑戦

2ペダルで全体の2番時計をマーク
ATでも9時間をノントラブルで完走!!

問:ERST http://www.erst.ne.jp

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IMG_7956ボルボチューナーのERST(エアスト)が2ペダルの“V40”をベースに、オートマのレーシングカーを作り上げ、各レースに参戦している。レースと言えば、マニュアルミッションが王道。全国各地で開催されている欧州車のクラブマンレースに、この2ペダルマシンのERST“V40”を持ち込み「ATで果たしてどこまで行けるか……」という前人未到のテーマに挑んでいる。

プロジェクトが本格始動してからというものの、ほぼすべてが手探り状態。昨シーズン1年をかけて実戦投入した結果、レースごとに熟成が進み徐々に速さも身につけてきた。次なる克服すべき課題はATの耐久性。ERSTがターゲットにしたのは、セントラルサーキットで開催される「夏の9時間耐久祭り2015」。酷暑のなか開催される超長丁場の耐久レース。ユーロカップのツワモノ常連チームがライバルだ。ステージとしては申し分ナシ。

8月2日、セントラルサーキット。絵に描いたような真夏の天気。日陰にいても立っているだけで汗が流れてくる。まわりを見れば、そうそうたるチーム32台がエントリー。ERST Racing V40は、予選で1’33.981をマークして全体の2番手。スターティンググリッドは見事フロントローを獲得。「勝機あり!」とはERSTの奥田代表。「準備不足と言えばそれまでですが、セントラルを走ったのが決勝前日が初めて。セットを煮詰める時間がなかったことを考えれば……」と期待を寄せる。

マシンはかなり完成され、一発の速さはある。しかし、ATにはタイヤへの負担が大きかった。決勝中は7~9番手を行ったり来たり。ピットインの度にタイヤ交換を強いられたオートマのERST Racing V40に対してBMW勢はなんとタイヤ無交換。この順位をキープするのがやっとだった。

「なんせタイヤを5回もチェンジしました。計算ミスですね。結果的にはタイヤの用意も少なく、リア用の中古をフロントタイヤに使ったり、持ち分はすべて使い切りました。1発のタイムは出ても、ATはデフがないのでキツイコーナーで内カキしてしまい、タイヤのライフを圧迫して長時間の耐久になると不利になってしまいました」。

終盤はERST Racing V40の開発に当初から携わってきたレーシングドライバーの河村直樹がボロボロになったタイヤで36秒台を連発して猛プッシュ。前車を次々にパスして場内をわかす追い上げを見せたが、6位フィニッシュが見えた矢先、運悪く他車と接触。クラス優勝は遂げたものの、総合では7位で決勝レースを終えた。

「正直悔しいですね。ただ、初めての長時間耐久レースでエンジンやATが持つのかと不安いっぱいでしたが、あの暑いなか、マシン的にはノントラブルで9時間を走り切れたのは自信になりました。ATでも十分サーキットを走れる速さとボルボの耐久性はアピールできたと思っています。次は絶対にリベンジしますので、ボルボファンのみなさんには応援をよろしくお願いします!」と奥田代表がレースを振り返った。



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